電子印鑑作りに使えるフリーフォントを紹介!作り方もあわせて解説します

電子印鑑は、社内業務の効率化に一役買ってくれる便利なアイテムです。電子印鑑を作るにはさまざまな方法があります。その一つがビジネスパーソンにおなじみのWordやExcelを使う方法です。これらのOfficeソフトで電子印鑑を作るなら、印鑑らしさあふれるフォントの活用がおすすめです。

ここでは、電子印鑑向けのフリーフォントを紹介するとともに、フリーフォントを使って電子印鑑を作る方法もあわせて解説します。

電子印鑑を作るなら認印向けのフォントがぴったり!

電子印鑑を作るなら、実物の印鑑に使われている書体をもとにしたフォントを選ぶとよいでしょう。印鑑に使われている書体には楷書体(かいしょたい)や古印体(こいんたい)、印相体(いんそうたい)、篆書体(てんしょたい)などさまざまな種類があります。

これらの書体にはそれぞれ異なる特徴があるので、その特徴を理解したうえでどのフォントを採用するか決めると、イメージ通りの電子印鑑が作れるでしょう。電子印鑑向きのフォントを選ぶ際に注目すべきは、そのフォントが実印向きか認印向きかどうかです。

自作の電子印鑑は社内業務での使用が主な用途なので、ある程度「誰が押した印鑑なのか」判別できるフォントを使いたいものです。しかし、印鑑に使われる書体のなかには、よく見てもなにが書かれているのかわからないものもあります。

このような書体は偽造防止効果が高いため実印に使われることが多く、社内使用が前提の電子印鑑には向いていません。電子印鑑に向いているのは認印に使われることが多いフォントです。具体的には、既製品の認印に多く使われている「古印体」や、シンプルで読みやすい「楷書体」などが認印向けとされています。

これらのフォントなら誰の印鑑が押されているのか一目でわかるので、社内業務の効率化にはぴったりです。

白舟書体のフリーフォントならいろいろなデザインの電子印鑑が作れる!

電子印鑑向けのフリーフォントのなかでも、一押しは「白舟書体教育漢字版」です。これは、フォント制作や印鑑の製造販売を主な業務としている株式会社白舟書体が提供しているフリーフォントです。「白舟篆書教漢」や「白舟楷書教漢」、「白舟行書教漢」、「白舟古印体教漢」など全十種類のフォントが用意されています。

印鑑らしいフォントがダウンロードできる白舟書体教育漢字版にも、一つ難点があります。それは収録されている漢字の少なさです。どのフォントにも、教育漢字1,006文字とひらがな・カタカナのみしか収録されていません。

そのため、名字によっては選択したフォントで表示されない漢字が出てくる可能性があります。また、白舟書体教育漢字版は使える範囲に制限があります。

社内で使用する電子印鑑を作るためだけに使用するのであれば、使用可能範囲を逸脱する心配はないでしょう。電子印鑑の作成以外にも白舟書体教育漢字版を使用する可能性があるのなら、白舟書体のホームページに掲載されている「使用許諾について」に目を通しておきましょう。

白舟書体ではちょっと個性的なフリーフォントもダウンロード可能!

株式会社白舟書体のホームページには、白舟書体教育漢字版とは別に「四季の詞(しきのことば)」というフリーフォントも用意されています。四季の詞は春夏秋冬それぞれのイベントにふさわしい個性的なフォントです。具体的には、入学祝いや就職祝いを贈る際に使える春の「お祝いフォント」、お祭りにぴったりの勢いを感じさせる夏の「お祭りフォント」、文字の歴史を感じさせる秋の「古(いにしえ)フォント」、年賀状に使える冬の「年賀状フォント」の四種類があります。

電子印鑑に向いているのは、春のお祝いフォントと冬の年賀状フォントです。春のお祝いフォントには「白舟楷書御祝」と「白舟行書御祝」の二種類が、冬の年賀状フォントには「白舟楷書年賀」や「白舟行書年賀」など七種類のフォントが用意されています。

もちろん、夏のお祭りフォントを使って威勢がいい電子印鑑を作ったり、秋の古フォントで象形文字のような電子印鑑を作ったりするのもおもしろいでしょう。四季の詞の収録文字は、イベントごとによく使われる文字にしぼられています。

そのため、先ほど紹介した白舟書体教育漢字版よりも収録文字数が少ないのが特徴です。しかし、人とは違うちょっと個性的な電子印鑑を作りたい人にはおすすめできるフリーフォントといえます。

フォントACでダウンロードできる毛筆フォントも電子印鑑に使える!

白舟書体教育漢字や四季の詞以外にも、電子印鑑向けのフリーフォントはいくつかあります。その一つがフォントACというサイトでダウンロードできる「英推楷書」です。英推楷書の特徴は収録されている文字数の多さです。

6,879文字も収録されているため、多くの名字で活用できるでしょう。フォントACでは「英椎行書」という毛筆フォントもダウンロードできるので、作りたい電子印鑑のイメージによってフォントを使い分けられます。

すっきり見やすい電子印鑑を作りたい場合には英推楷書、少し崩れた味のある文字を使った電子印鑑を作りたいなら英推行書を選ぶとよいでしょう。なお、フォントACでフォントをダウンロードするには、メールアドレスとパスワードの登録が必要です。

4文字の印鑑を作るときのレイアウト

フリーフォントを使った電子印鑑作成のファーストステップ!フォントのインストール

ダウンロードしたフリーフォントで電子印鑑を作るには、フォントのインストールが必要です。パソコンにフォントをインストールすれば、WordやExcelで自分好みのフォントが自在に使えます。Windowsでフォントをインストールするには三つの方法があります。

一つ目はフォントファイルを右クリックし、表示されているメニューのなかから「インストール」を選ぶ方法です。二つ目がフォントファイルをダブルクリックし、表示されるWindowsフォントビューアーで「インストール」をクリックする方法です。

三つ目の方法ではコントロールパネルを使います。コントロールパネルを開いたら、ます「デスクトップのカスタマイズ」を選択。続いて「フォント」を選択し、表示されたフォントフォルダにダウンロードしたフォントファイルをドラッグ&ドロップします。

フリーフォントをダウンロードした際には、上記三つのうちいずれかの方法でフォントをインストールしてください。

Word・Excelで簡単!フリーフォントを使って電子印鑑を作る方法

フリーフォントで電子印鑑を作るなら、WordやExcelを使う方法がおすすめです。Officeソフトの扱いに慣れているビジネスパーソンであれば、ほんの数分で電子印鑑が作れるでしょう。WordとExcelどちらを使った場合もおおまかな作り方は同じなので、今回はWordを使った電子印鑑の作り方を説明します。

Wordを開いたら挿入タブに切り替え、「テキスト」のなかから「ワードアートの挿入」を選びます。このとき、左上のプレーンなワードアートを選んでください。続いて、挿入したワードアートに電子印鑑にしたい名前の一文字目を入力します。

フォントや文字色はホームタブから変更してください。なお、文字サイズは電子印鑑完成後に変更できるので、作成時には作りやすい大きさを選ぶとよいでしょう。一文字目のデザインが決まったら、同じ要領で名前の二文字目も作成してください。

文字の作成が完了したら、次は電子印鑑の枠作りに入ります。挿入タブの「図」から「図形」を選択し、印鑑の枠になる丸型の図形を選んで枠を描きます。作った二文字を囲うように丸を描いてください。丸が描けたら、書式タブに切り替えて枠のデザインを整えます。

「図形の塗りつぶし」は「なし」に、「図形の枠線」は任意の色と太さに設定してください。印鑑の枠が完成したら、作成した文字と図形すべてを選択し、書式タブの「オブジェクトのグループ化」をクリックし、文字と枠を一つにまとめます。

最後に、作成した電子印鑑を丸々コピーし、ペイントソフトに貼り付けて保存します。これで電子印鑑の作成は終了です。Excelを使う場合も、おおむね上記の方法に対応する手順を踏めば、電子印鑑が簡単に作れます。

作成した電子印鑑をWordやExcelの文書に押す際には、挿入タブから画像を選び、作成した電子印鑑を選んでください。

画像から印鑑を作れる?フリーソフトで電子印鑑を作成する方法

フリーフォントを使えば印鑑らしい電子印鑑が作れる!

WordやExcelを使って電子印鑑を作成するときは、実物の印鑑にも使われている書体をもとにしたフリーフォントを使うのがおすすめです。データでありながら、実物の印鑑のような威厳と風格がある電子印鑑が作れるからです。

個性的なフリーフォントを使えば、少しだけ遊び心のある電子印鑑も作れます。電子印鑑の自作を検討中の方は、ぜひ一度フリーフォントを使ってみてください。